おうち時間のたのしみに、こんぺいとうで彩るデザート

カラフルで、愛らしい形をした砂糖菓子、金平糖(こんぺいとう)。

子どもの頃は、食べられる宝石のようで夢のようなお菓子だった。
大人になった今は、レトロな佇まいがたまらなく、懐かしさも感じるように。
いずれにせよ、小さな子どもから大人まで幅広い世代を魅了しているのは、そのやさしい色彩と独特のフォルムのように思う。

手塩にかけて育てられる金平糖(こんぺいとう)の魅力

ツンツンと棘のように伸びている角はどんな風に作られているのだろう?と気になって、
金平糖の製造工程を調べてみる。
【こんぺいとうができるまで】(引用元:春日井製菓HP)
https://www.kasugai.co.jp/enjoy/factorytour/konpeito/

なんと、ひと月もかけて手塩にかけて徐々にサイズを大きく育てていくという金平糖。
グラニュー糖溶かし、回転釜の中で少しずつ、少しずつ、蜜をかけながら何層にもしていき、蜜の粘りがこのかわいらしいツンツン角を作り出すのだとか。

昔ながらの素朴なお菓子。シンプルなのに、手間かけてつくられた工程を知ると、「よくぞここまで育ったね」と一粒一粒が愛おしく感じられる。

金平糖(こんぺいとう)を散りばめてとっておきのデザートタイム

そんな金平糖に興味を抱いたある日、旅行雑誌を読んでいて目に飛び込んできたのが、観光地の喫茶店のクリームソーダの写真。
バニラアイスの上には、色とりどりの小さな金平糖が載せられていた。
行ってみたいなと思ったけれど、このご時世、なかなか気軽に旅行はできないので、おうち時間のおたのしみに自分で作ってみることに。

小さな頃は特別な日にしか食べられなかったクリームソーダ。
真っ赤なチェリーの替わりに、金平糖をパラリ。

スプーンでバニラアイスと金平糖を一緒に掬って食べてみる。
ひんやりしたバニラアイスの中で、ポリッ、シャリッと金平糖を噛む食感がなんともたのしい!!
金平糖はそのまま食べたことしかなかったけれど、違う食感のものと組み合わせることで、ツンツンと立った角の舌触りや、砂糖菓子らしいジャリジャリ感が一層引き立っていた。

ソーダの上にバニラアイスを浮かべただけのとっても簡単なデザートだけど、
この金平糖のカラフルなトッピングがあるだけで、大人の私がこんなにときめいてしまうのだから、子どもに作ってあげたら目を輝かせて喜んでくれるだろう。
息子がもう少し大きくなったら、特別な日に作ってあげよう。

 

この記事で使われた商品

こんぺいとう

室町時代にポルトガルから伝わったカラフルな砂糖菓子。春日井製菓では1957年から作り続けています。
こちらの商品では、5つの味(砂糖、桃、林檎、葡萄、サイダー)が楽しめます。
※砂糖味だけの商品もあります

商品情報はこちら こんぺいとうができるまで(動画もぜひ)

 

わたなべさやか

季節の手づくりをたのしむことをテーマにした料理教室「ORIORI」を主宰。
10年間勤続したアパレル企業では日本各地に出向き、服やモノを通して文化を発信するライフスタイルショップの開発に携わる。その後、日本料理教室のアシスタントを経て、日本橋に日本酒とおばんざいの店を立ち上げ、初代女将となる。
現在は教室、執筆を通じて発酵食を中心とした日本の食文化を伝える活動に取り組む。

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