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第一回 黒あめバトンキャンペーン 深くてやさしいエピソード受賞作発表
第一回 黒あめバトンキャンペーン 深くてやさしいエピソード受賞作発表

特賞

特賞

おばあちゃんのおやつどき応募者:井上季咲良さん
監修絵本作家:むぴー

絵本1
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むぴー

落書き好きの大阪在住主婦。理系夫とやんちゃな息子、おてんばな娘の育児中。WEBメディアの育児マンガ連載の仕事をする傍ら、ツイッターで投稿していた育児絵日記が同世代のママ達の間で話題となったことがきっかけで、2019年に『子供ができて知ったこと』で初の書籍化。
子供ができて知ったこと/扶桑社

むぴー

落書き好きの大阪在住主婦。理系夫とやんちゃな息子、おてんばな娘の育児中。WEBメディアの育児マンガ連載の仕事をする傍ら、ツイッターで投稿していた育児絵日記が同世代のママ達の間で話題となったことがきっかけで、2019年に『子供ができて知ったこと』で初の書籍化。
子供ができて知ったこと/扶桑社

原作者 井上 季咲良さんの受賞コメント

数ある作品の中から私の作品を選んでいただき、本当にありがとうございました。昔から詩を書いたり、作文を書いたりすることが大好きだったので、当選のメールが来たときは、飛び上がるほど嬉しかったです。何よりおばあちゃんに、むぴー先生が描いてくださった絵本をプレゼントできることがとても嬉しいです。絵本が届いたら、真っ先におばあちゃんちに持って行こうと思います。
絵本が出来上がって読んだとき、当時の情景を思いだしとても懐かしい気持ちになりました。短い原案だったにも関わらず、素敵な絵本に仕上げてくださったこと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。むぴー先生が描いてくださった絵本は私にとって一生の宝物になりました。
いつか私に子どもができたとき、この絵本を子どもに読んであげたいなと思います。そして次は私が子どもに特製ドーナツを作ってあげたいなと思います。春日井製菓さん、むぴー先生、素敵な思い出を、宝物をありがとうございました。

応募時の400字エピソード

タイトル:おばあちゃんのおやつどき

おばあちゃんとの思い出 ・私がまだ小学生だった頃のエピソード。おばあちゃんちへ遊びに行くと、必ず15時になると「みんなおやつ食べんか〜」と縁側から庭に向かって大きな声が聞こえてくる。誰かひとり先におばあちゃんのところへ行くと「みんな、呼んでおいで」と必ず返されてしまう。
みんなで縁側に並んでおやつを食べるのがお約束だった。「誰か一人でも、仲間外れにならないように」 「誰か一人でも、寂しい思いをすることがないように」 おばあちゃんのおやつどきは おばあちゃんの深い深い優しさが伝わってくる時間だった。
大人になった今、おばあちゃんちへ行くと昔より少し小さくなった おばあちゃんが迎え入れてくれる。今はおばあちゃんと二人、肩を並べ昔と同じように縁側でおやつを食べる。世界で1番優しくて好きな時間。おばあちゃんのおやつどき

主催者より

特賞に選ばれた4作品は、絵本作家さんが当選者の皆さまにお電話し、400字では語りきれなかった背景や気持ちをお聴きし、一緒につくりあげました。原作からの変化もお楽しみください。

受賞作一覧

おじいちゃんからのぎゅうにゅう

トンボが舞う秋のある週末、ぼくはおじいちゃんに「自分は全く身長が伸びないでいる」という悩みを打ち明けました。おじいちゃんは「大丈夫。時期が来たら必ず伸びるから。それまで牛乳を飲んだらいいよ。」と、優しく微笑んでくれました。そんなある日、病気で倒れて入院することになったおじいちゃん。お見舞いに行きたくてもなかなか会えなくて寂しい想いをしていたぼくに、おじいちゃんから毎日牛乳が届けられるようになりました。

あたたかいうわばき

「小学生になったから、上履きは自分で洗う!」そう宣言した6歳の私だったが、だんだん上履き洗いが面倒になっていた私は、日曜の夜になってやっと洗って干しました。ただ季節は10月。夜は寒くて乾くはずがありません。でも朝になると、ランドセルの横には中までしっかり乾いている上履きが左右きちんと並べて置かれていました。寝る前はまだ濡れていたのに…。不思議に思っていると、上履きが乾いている秘密をお母さんが教えてくれました。

1ねん3くみ いがぐりくん

小学1年生のやすくんは、習い事で毎日とても忙しい毎日を過ごしていました。サッカークラブに入りたいけど、習い事が忙しいからとお母さんに反対されてしまいます。その反動からか、気が付いたら自分の髪の毛をジョキジョキと切ってしまい、イガグリ頭となってしまったやすくん。学校へ行くと、クラスのお友達からもからかわれ、学校にも行きたくなくなってしまいました。そんなとき、お友達のかずくんは驚きの行動でやすくんを助けてくれました。

おばあちゃんのおやつどき

学校がお休みの日は、おばあちゃん家へ行くことが楽しみ。いとこ達と広い庭でたくさん遊べるし、なによりおばあちゃんが作るおやつがとっても美味しい。今日もみんなと一緒に遊んでいたら、「おやつの時間だよ」とおばあちゃんの声。我先におやつを食べようとすると、おばあちゃんから「みんな揃わないと食べたらダメだよ」と怒られてしまう。面倒くさいなと思いながらも、いとこ達に声を掛けて集めると、おばあちゃんからその理由を教えてもらい…。おばあちゃんの心温まる思いに、大事なことを学びました。