Kasugai

直火炊き製法によるコクの深さが満足度の決め手。黒あめファン座談会

昭和55年の発売以来、春日井製菓の看板商品として親しまれてきた『春日井の黒あめ』。長年のファンという3名の方に、子ども時代の想い出から現在の愛好ぶりやその理由まで、存分に語っていただきました。

マサミさん
広島県在住。タンゴセラピーのセラピスト。飛行機が大好きで、お金があればチケットを買ってしまう。
ケンさん
千葉県在住。大阪出身の無類のお菓子好き。「僕の身体は水分ではなく、お菓子でできている」と豪語している。
さゆこさん
東京都在住。美味しい日本酒があればどこへでも行く。山やマラソンを愛するアウトドア派。
豆彦
春日井製菓販売株式会社マーケティング部。同社が主催する『スナックかすがい』のマスター。

仕事にスポーツに。
コーヒーとの相性もバツグン!

豆彦
本日は『春日井の黒あめ』ファン座談会にお集まりいただきありがとうございます。論客揃いのメンバーで、盛り上がり必至と期待しております。みなさん、黒あめをどんな時に舐めておられますか?
ケンさん
僕は今、IT関係の仕事をしていてパソコン作業が多いので、仕事をしながら舐めてますね。コーヒーをよく飲みますが、コーヒーと合うんですよー。
マサミさん
わかるー!合いますよね。私もコーヒーと一緒に舐めるのが好きなんですけど、それにハマったきっかけが飛行機なんです。飛行機に乗ると最初に飴が配られるじゃないですか。その時に『黒あめ』をピックして、次にコーヒーをもらって、飲みながら舐めたら、これは合う!美味しい!と思ったんですよね。いろいろ舐めているうちに、私に合うのは春日井製菓のだなと。それ以来、職場でも家でも常にコーヒーとセットで舐めるようになりました。
さゆこさん
私もパソコン作業が多い仕事なので、仕事をしながらコーヒーと一緒に食べますね。あとはアウトドア、山とかマラソンの時ですね。行程中に塩を摂ったり甘いものを摂ったりしますけど、春日井さんのは粒が大きく、ゆっくり舐めていられて長持ちするので愛用しています。
マサミさん
そうそう、身体を動かす時にいいですよねー。私はアウトドアではなく、ダンスなんですけど、パーティの時は4時間くらい踊り詰めだったりします。その間、飲んだり食べたりはできないので、お化粧直しの時にさっと口に入れて、喉を潤しつつ、エネルギーを補給しているんです。
ケンさん
僕もスポーツクラブに行った時、運動する前に黒あめを舐めますね。そうすると血糖値が緩やかに上がっていく感じで、意識もはっきりして集中しやすい気がします。移動中の隙間時間に舐めたりもしますね。仕事中も合わせて、1日に数個は食べているかな。
マサミさん
私はお出かけ用と家用で週に2袋は買っているから、結構たくさん食べてますね。
さゆこさん
春日井さんの黒あめって袋のサイズがいくつかありませんか?あまり意識せずに買っているので、「あれ?今回は早めになくなったな」と思うことがあります。
豆彦
はい、袋のサイズはいろいろあるんですが、スーパーには19粒くらい入ったものが多いと思います。コンビニにはちょっと小さい袋のが置かれていることが多いですね。それにしてもみなさんリアルにたくさん舐めていらっしゃるんですね。ちょっと想像以上でした。

黒あめは「大人の味」?

豆彦
今はみなさん黒あめをたくさん舐めてくださっていますが、いつ頃からですか?好きになられたきっかけなどをお聞きしたいです。マサミさんはおじいさんの代からのファンとのことですが…。
マサミさん
そうなんですけど、子どもの頃は食べさせてもらえなかったんですよ。祖父の机の上に『春日井の黒あめ』と『ニッキ飴』の入った瓶がいつも置いてあって、遊びに行く度に「ちょうだい!ちょうだい!」とねだっても、「これは大人の味だから」と言って、私にはくれなかったんです。大人になってから、ある日黒あめを食べたらむちゃくちゃ美味しかったんですよね。
さゆこさん
確かに大人が舐めるものだったかもしれませんね。小学生の時、マンションの自治会で行事があった時に、景品や優勝賞品としてお菓子セットをもらっていました。それが春日井製菓さんのお菓子だったんです。でも、『黒あめ』は入っていた記憶がないんですよね。大人になってコールセンターの仕事を始めてから、毎日飴を舐めるようになりました。自然と飴の味にもこだわるようになり、『春日井の黒あめ』を選ぶようになりましたね。
ケンさん
 僕は関西出身なんですが、子どもの頃、週末に親に百貨店によく連れていかれ、毎回飴を買ってもらっていました。お菓子の量り売りコーナーがあって、そこで苺やパイナップルのキャンディとか、どんぐり飴なんかをナイロン袋いっぱいに買って帰るのが楽しみでしたね。

黒糖は身体に良さそう。
コクと香ばしさも魅力

豆彦
春日井に限らず、黒あめがお好きな方は黒糖の味が好きな方、という印象があるんですが、みなさんはいかがですか?
さゆこさん
私も黒糖自体好きですね。以前から好きでしたけど、黒糖を齧りながら黒糖焼酎を飲むと美味しいと焼酎バーで教えてもらってから、更に黒糖が好きになりました。
マサミさん
その食べ方は私も好きです。黒糖って、苦くはないんだけど、コクがあり過ぎて甘苦いというか、焦がしたような香ばしさがありますよね。
さゆこさん
そのコクが好きで、料理をする時にも使っています。何かのレシピに、「砂糖を使う煮物の時にちょっと加えるとみりんが少し香ばしくなったような風味が出て美味しい」と書いてあるのを見て、煮物に黒糖を使うようになったのがきっかけです。
マサミさん
私は、黒糖は身体によさそうな気がして料理に使い始めました。うちの家は割と甘辛い味付けにするので、白砂糖を使うよりは黒糖入れた方がコクが出て美味しいから、ずっと使っています。
さゆこさん
確かに、黒糖はビタミンやミネラルが豊富なので、健康にいいイメージがありまよすね。喉のイガイガとかにも効きそうとか。
豆彦
なるほど、健康と料理の味つけの両面で黒糖を愛好されるようになられたんですね。

黒糖の良さがそのまま飴の形になっている

豆彦
黒糖を使った飴は他社さんの製品もいろいろありますが、その中で『春日井の黒あめ』を愛好してくださっている理由を聞かせてください。
ケンさん
コクが深いですよね。昔、調べたことがあるんですけど、確か、黒糖を鍋で煮詰めているんでしたよね?
豆彦
同業でもないのに調べてるってすごいですね(笑) はい、釜を直接火にかけて水分を飛ばしながら高温で煮詰める直火炊き製法で作っています。
ケンさん
なるほど。一粒の満足感が大きいのに、毎日食べても飽きないのは、黒糖の良さをそのまま飴の形で届けてもらっているからじゃないかと思ってます。
マサミさん
じいちゃんの時代からあったロングセラーの商品じゃないですか。そういったものは、自然な味、甘さで飽きずに食べ続けられるんですよね。黒あめはコクがあって腹持ちがいいから、これを舐めることで4時間踊り続けられるんです。
さゆこさん
確かに腹持ちがいいから、山登りやマラソンのシーンで、敢えて黒あめを舐めているというのはありますね。料理に使えるくらいコクがあるので、カレーにを入れたり、プリンのカラメルを作ったりしたこともあります。
豆彦
ありがとうございます。黒あめを使った料理のレシピは春日井製菓のホームページにも掲載していますので、よろしければご覧になってください。
ケンさん
ところで僕は、黒あめを舐める時、途中から噛んでしまいますが…。
マサミさん・さゆこさん
噛みます、噛みます!
ケンさん
お二人ともそうですか、よかった。歯で噛み砕いて粉々にすると、結晶体のザラザラ感を楽しめるんですよね。噛む前と後で、全然違う楽しみ方ができるんです。こんな小さな一粒で味わい方を変えて楽しめるっていうのは、なかなか贅沢なお菓子じゃないかと改めて思います。
さゆこさん
飴によっては最初から噛んでしまいますけど、春日井さんのはいきなりは噛めないサイズなのでゆっくり舐めるから長持ちするんですよね。

いつも手元にないと寂しい

さゆこさん
春日井さんに限らず、黒あめって他の飴と違って、人に差し上げる時に相手を選びませんか?
マサミさん
わかる気がするー!
ケンさん
黒糖自体が、コクが深いがゆえに風味も味わいも独特だから好む人を選びますよね。確かに僕も黒あめを誰かにあげる時は、黒糖好きかどうか聞いたりしているかもしれません。
さゆこさん
私にとってはごく一般的なものというか、飴はコレという感じなんですけど、食べたことのない人がいて、「初めて見た」と言われることもあるんですよね。食べてみてすごく気に入る人もいますけど、甘すぎるとか、大きすぎるとかいう人もいるかもしれないと思います。周りの人にあげた時に、「これ好き!」って言われると親近感が湧いて嬉しいです。
マサミさん
私の周りの若い人には、ご年配の方が食べているイメージがあるようですね。自分にはまだ早いって思うのかも。友人や娘に出してみようかな。
さゆこさん
私にとっては春日井さんの黒あめは手元にないと寂しい存在なんですよね。1日に1個は食べているので。
豆彦
「手元にないと寂しい」!嬉しい言葉をありがとうございます。まだまだお話は尽きませんが、今日は一旦お開きにさせていただきます。貴重なお話をありがとうございました。次回は黒糖焼酎を片手に『春日井の黒あめ』飲み会をやりましょう!
全員
ぜひ、ぜひ!楽しみです(笑)