おかしなくらいおかし好きおかしなひとたち親でも先生でもない“大人”と出会う、夏の冒険がここにある【前編】
親でも先生でもない“大人”と出会う、夏の冒険がここにある【前編】
愛知県内各所で開催したお子様向け「おかしなサマースクール」全15イベント実施レポート
暑い熱い2025年の夏休みが終わりました。夏休みは、子どもたちがぐんと成長する季節。
「普段とは違う、特別な体験をさせてあげたい」
そう思う親御さんも多いはず。今回はこの夏、愛知県内各地で開催された「おかしなサマースクール」のイベントのうち、お子様向けイベントの実施レポートをお送りします。各イベントは親子で参加できるものから、お子様が自分の力で挑戦するものまで、さまざまな内容の全16種類がラインナップ。イベントを通して見えたお子様の変化や実際に参加した親御さんの声など、参加者アンケートもご紹介するので、ぜひご覧ください。
1.「おかしなサマースクール」ってなに?
業種も規模もバラバラな企業や個人が、ただ「面白いことがしたい!」という情熱だけで集まり「ああでもない」「こうでもない」とつくりあげた、完全オリジナルの夏のイベント。各企業の商品やサービス、アイデアを生かした、世界に一つのイベントが楽しめると人気です。中には「3年連続で参加しています!」という達人もちらほら。詳しくはこちらのホームページを参照。
2.体験から生まれる“学び”と“変化”
体験を通じて身に着く学びの概要と、参加者アンケートからお子様がどんな変化を得られたのか振り返ります。イベント後のアンケートでは、10点満点中何点だったかを回答してもらいました。
①自由研究提出物系
夏休みといえば、頭を悩ませるのが自由研究などの提出物系。長期間あっても、結局取り組むのは8月の最終週だったり…というのはよくある話。でもおかサマイベントに参加すれば、アートも自由研究もばっちり。
◆こども記者が行く!おやこ新聞編集室
参加人数26名(親子) お子様満足度アンケート9.4点
勝川にあるネクシティパレッタで行われたのは、子どもが記者になり、企業を取材し、親はデザイン面のレクチャーを受け、親子で模造紙に取材内容を網羅した新聞を完成させるというイベント。実際に商品を触ったり、食べたりしながら企業の人にインタビュー。プロのライターやデザイナーのレクチャーを受け、よりリアリティのある制作物が完成しました。
★身に着く学び:取材力、編集力、デザイン力、協働力
★参加者アンケートより:「保護者があれこれ言わなくとも子どもが主体的になって新聞をつくっていた」



◆集まれ!もったいないキッズクリエイター
参加人数61名(親子) お子様満足度アンケート8.9点
名城公園にある名古屋造形大学で行われたのは、端材を使った工作イベント。企業の生産活動の際に出る使わない素材=端材は、一般には世に出回らないものばかり。子どもたちの感性で空想の動物を作るというテーマで、色とりどりの作品が完成。当日は名古屋造形大学の学生ボランティアによるサポートや教授による講評もありました。
★身に着く学び:想像力、伝える力、工作力
★参加者アンケートより:「初めての場所は慣れるまで時間を要する子なのですが、学生さんが丁寧に対応してくれ不安なく参加できました」



◆連鎖×からくり大作戦
参加人数15名(親子) お子様満足度アンケート9.8点
久屋大通にあるFabcafe NAGOYAでも、端材を使った工作イベントを別日に開催。こちらは、テレビ番組でも見たことのある、大人気のからくり装置を作るイベント。当日は一級建築士のスタッフが木材のカットを手伝うなど、大きな材料をふんだんに使った迫力のある装置が完成しました。「眼鏡やめがねふきがこんな使われ方をするなんて、思ってもみませんでした」と端材提供企業が驚くほどの自由な発想に運営側もびっくり。
★身に着く学び:集中力、忍耐力、問題解決力、チームワーク
★参加者アンケートより:「子どものアイディアを大人がサポートして一緒に作り上げ、一緒に感動できました」






◆おやコマすごろく大冒険!
参加人数49名(親子) お子様満足度アンケート9.7点
矢場町にある758キッズステーションでは、親をすごろくの「コマ」に見立てて段ボール工作で装飾。等身大すごろくをめぐり、各コマでのミッションに挑戦するイベントを行いました。すごろくの各コマでは「お互いに好きなところを3つ言う」「お子様が生まれたときのことを話す」など心温まるシーンも続出。誰かがそのコマに止まると急に音楽が流れ出すオリジナルの「うんち体操」も大人気でした!
★身に着く学び:創造力、ダンス力、親子の絆
★参加者アンケートより:「シールや道具が豊富で、自由にクリエイト可能なところがよかった」



◆やってみりんピックin東三河
参加人数98名(親子) お子様満足度アンケート9.7点
豊橋にあるemCAMPUSでは、おかサマお子様系イベントオールスターズ、もしくは全部盛り、とも言える夢のような1日がありました。端材を使った工作イベントはもちろんドーナツデコレーション、謎解きなど人気イベントが大集合。フィリピンの文化や、東三河の農業・食材について楽しく学ぶコーナーもありました。
★身に着く学び:創造力、工作力、調理力、思考力、食育力
★参加者アンケートより:「子どもたちのやりたいを叶えられるだけの準備が整っていてよかったです」「クイズで知らないことを学べた」







②セミナー&体験系
普段学校に通っていているだけでは知り得ない知見が得られるのも夏休みの醍醐味。企業主催のイベントだからこそ、各企業の得意な専門分野についての学びが得られます。セミナーで知識を得て、体験で実感するスタイルのイベントも多数開催。
◆いきものゴキゲンくらし塾
参加人数54名(親子) お子様満足度アンケート8.6点
ささしまライブにあるグローバルゲートでは、野菜やお菓子、世界の食事やペットの食事から、肌のお手入れ、バスボム作りまでさまざまな体験ができるセミナー&体験系イベントを開催。保育園の現役教師がお子様たちが飽きてしまわないよう、終始上手に盛り上げてくれたのも◎。
★身に着く学び:食育力、創造力、癒し力
★参加者アンケートより:「情報だけでなく体験出来るので子供が楽しそうだった」「子供だけでなく大人も学び楽しめるイベントなので今後も参加したいと思います」
◆二刀流!プロ教室 プロが教えるバスケ&映像体験
参加人数22名(親子) お子様満足度アンケート9.0点
名城公園にある名古屋造形大学では、プロのバスケットボール選手による指導と名古屋造形大学の教授による動画作成イベントを実施。最終的にはプロバスケットボール選手の紹介動画に自分の姿を埋め込み、その映像をかっこいい照明演出が施された体育館にて流しながら入場体験をするというスペシャルなイベントでした。クリエイター&ヒーロー気分を満喫!
★身に着く学び:動画編集力、運動力、モデル力、夢を育む力
★参加者アンケートより:「動画撮影、バスケクリニックともプロの方に指導いただき大変贅沢な体験をさせていただきました」
◆昭和100年大学
参加人数95名(親子) お子様満足度アンケート10.0点
名城公園にある名古屋造形大学では、企業や一般家庭に眠っていた昭和の物品を集めた展示を実施。「ちゃぶだいを初めて見た」というお子様も多いのでは?また体育館では昭和ディスコを体験できる時間もあり、老若男女が躍り続ける世代ミックスなダンスタイムとなりました。
★身に着く学び:昭和力、ダンス力、盛り上がり力
★参加者アンケートより:「各企業の紹介がわかりやすくてとても良く、ダンスも盛り上がって楽しかった!」
◆うんち博士になっちゃおう
参加人数34名(親子) お子様満足度アンケート9.0点
名城公園にある名古屋造形大学では、肛門科の専門病院の知見を活かしたうんちイベントを開催。院長先生による問診付きの「いいうんちが出る姿勢」を学んだり、ねんどでうんちを作ったり、食べ物とうんちの関係を学んだり。音や五感を研ぎ澄ますコーナーもあり、うんち体操フルバージョンも披露。歌って、踊って、笑って…段ボールで作ったうんちフォトコーナーも大人気!
★身に着く学び:工作力、ダンス力、食育力
★参加者アンケートより:「造形学で自分の色のうんちが作れてよかった」「色んな体験が出来た。トマトと味噌が美味しかった!」