おかしなくらいおかし好きおかしなレシピチョコ以外で!バレンタインのオススメ手作りスイーツ『こんぺいとうのパルミエ』
チョコ以外で!バレンタインのオススメ手作りスイーツ『こんぺいとうのパルミエ』
バレンタインデーの定番スイーツといえばチョコレート。
ですが、「毎年チョコレートばかりでマンネリ…。」「今年は他と違うスイーツを手作りしたい!」とお考えの方はおられませんか?
そんな方にお勧めしたいのが、ハートの形がなんとも可愛いパルミエです。
材料3つ!簡単で大量に作れるのでクラスの友達に、職場の方々にと、沢山配るスイーツとしてもお勧めです。手間も掛からないので、バレンタインデー直前に作れる手軽さも嬉しい!
今回はそんなバレンタインデーの簡単レシピをご紹介します。
パルミエはフランス生まれの焼き菓子の1つで、“ハート形のサクサクパイ”というと、ピンと来る方も多いのではないでしょうか?
バレンタインデーにチョコレート以外のスイーツを作る場合、いつもと違う特別感を演出する「バレンタインデーらしさ」が必要です。その点パルミエはとっても可愛いハート形。一目で、バレンタインデーらしさが伝わります。
そしてそこにもう一工夫。華やかさをプラスするのに使うのが春日井製菓の「こんぺいとう」です。
煌めく星を想わせるこんぺいとう。あの小さな1粒になるまでには、実に1ヵ月もの時間がかかります。
春日井製菓ではそのこんぺいとうを、1957年から作り続けているというのですから、1粒への熱い想いが伝わります。熟練した職人の勘と経験によって作られるこんぺいとうのあの形。沢山のデコレーションをしなくても、あの形そのものが、特別な存在感のある飾りになります。
こんぺいとうの製法や作り手の想いは『こちら』から
こんぺいとうは、そのまま高温で焼いても溶けにくいという特徴があります。
最後まで可愛らしい形を残したまま焼きあがるのです。
今回は、プレゼントにぴったりな一口サイズにしたので、春日井製菓の「春日井なつ菓子 こんぺいとう」を使用。
パステルカラーで少し小ぶりなサイズが特徴です。2粒ずつ乗せてみましたが、3粒でも4粒でもお好みで乗せて色の組み合わせも楽しんで下さいね。
作り手さんの想いも伝わる、優しくどこか懐かしいこんぺいとうで、今年は手作りスイーツを誰かにプレゼントしてみませんか?
材料(約30コ分)
冷凍パイシート | 2枚 |
こんぺいとう | 適量 |
砂糖 | 適量 |
(今回は、11㎝×18㎝の冷凍パイシート、砂糖は約大さじ4、こんぺいとうは約60粒使用)
作り方
【下準備】
・オーブンの天板の大きさに合わせてオーブン用シートを敷いておく。
・冷凍パイシートを室温で約5分置いて半解凍しておく。
1.冷凍パイシートに刷毛で軽く水を塗り、上から全体に砂糖を適量まぶす。(1シートにつき、大さじ1弱くらい)
2.長い辺の方を両端から中央に向かって2回折りたたみ、軽く押さえる。折りたたんだ面に刷毛で軽く水を塗って砂糖をまぶし、さらに2つに折る。
3.表面にも砂糖を全体にまぶし、軽く押さえて平らにしてからラップをする。切りやすいように、冷凍庫で約30分休ませる。
4.オーブンを190℃に余熱する。3.を冷凍庫から取り出し、ラップを外して包丁で1㎝幅に切る。切り口にも砂糖をまぶし、軽く形を整えてからオーブンシートに間隔をあけて並べる。
そのまま焼くと底の丸いハート型。
先を少しつまむと、底の尖ったハート型に。
5.190度のオーブンで6~7分焼いて一度取り出し、パイにこんぺいとうを乗せて軽く抑える。さらに12分程焼く。オーブンから出して天板に乗せたまま冷ます。(一度に並べられない場合は2回に分けて焼く。その間、余ったパイ生地は冷凍庫に入れておく。)
バターと焼けた砂糖の香り。そこにサクサクっとしたパイの軽さが加わって癖になる美味しさのパルミエ。
ところが初めて手作りすると、砂糖の量が足りずに「少し甘さが物足りない。」と感じる方も多いようです。丁度良い砂糖の量は、使うパイシートの大きさや種類、また、砂糖の種類によっても変わってきます。
ですがご安心を!
それも全て解決してくれるのがこんぺいとうなのです!こんぺいとうの甘味が、パルミエを失敗無く美味しく仕上げてくれます。
サクサクっとしたパイに、ザクっとしたこんぺいとうの上品な甘味が重なり、止まらない美味しさに!
籠に盛られたこんぺいとうのパルミエ。
翌日、私と息子が外出先から帰宅すると姿を消しているではありませんか。驚いて二人で夫の方を見ると、戸惑ったように笑顔で一言。
「全部じゃないよ。ほら!1コ残してある!」
可愛い見た目と、本格的な美味しさ。手が止まらなくなってしまったのも仕方ないと思いつつ、食べ過ぎ防止に、数個ずつラッピングしておくのもお勧めします。
その美味しさと可愛さに、きっと誰かにお裾分けしたくなるかもしれませんから。
一粒に込められた作り手さんの気持ち、それをパイに配置する時のワクワク、喜ぶ相手を想像して焼き上がりを待つ時間。
そんな沢山の想いを乗せて焼き上げたこんぺいとうのパルミエは、きっと日頃の「ありがとう。」を相手に伝えてくれる、バレンタインデーにぴったりのスイーツになるはずです。
おいしく作るポイント
・砂糖はグラニュー糖を使いましたが好みのものを使って下さい。少し多めに振ると美味しく焼きあがります。
・焼きあがったこんぺいとうのパルミエは、オーブンから出して天板に乗せたまま冷ますとカリっと仕上がります。
・焼く前の生地は細い形ですが、焼いている間に膨らんでハートの形になります。
【調理時間】20分(冷やす時間を省く)
この記事で使われた商品
- 5つの味が楽しめるフルーツこんぺいとう
室町時代にポルトガルから伝わったカラフルな砂糖菓子。
5つの味(砂糖、もも、りんご、ぶどう、サイダー)が楽しめます。
大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。小学生の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。