おかしなくらいおかし好きおかしなレシピこれが小倉トーストの原点⁉10分で完成する「黒あめ」を使った絶品アレンジ名古屋めし『黒糖風味の小倉ぜんざいトースト』
これが小倉トーストの原点⁉10分で完成する「黒あめ」を使った絶品アレンジ名古屋めし『黒糖風味の小倉ぜんざいトースト』
名古屋の朝と言えば喫茶店のモーニング、そして喫茶店のモーニングといえば『小倉トースト』ですね。行きつけの喫茶店でも曜日を問わず朝から小倉トーストを注文する声がひっきりなしに聞こえてきます。
そんな名古屋めしの代表格の一つとも言える小倉トーストの誕生はなんと大正時代。学生客がぜんざいにトーストをつけて食べていたことにヒントを得て、小倉トーストが誕生したと言われています。
こんがり焼き上がったトーストにぜんざいが染み渡りサクッとジュワッが共演。ぜんざいの甘味をバターの塩味が引き立たせ、古き良き『ハイカラ』を感じさせます。
そんな“小倉トーストの原点”の味わいを令和の時代に一層美味しく進化させたのが「黒あめ」を加えた「黒糖風味の小倉ぜんざいトースト」です。
「バタートーストに合うぜんざい」をとことん追求してみた結果、ぜんざいに黒糖を合わせることで美味しさが引き立つことを発見。黒糖のかすかなほろ苦さがぜんざいの甘さを抑えつつ、黒糖特有のカラメルを思わせる風味がサクッと焼き上げられたバタートーストと一体感のある味わいを演出します。
しかし、ぜんざいに加える黒糖はごく少量であり、他の料理に使おうと思っても独特の風味があるためについ余らせてしまうのが難点です。そこでいつもお菓子ストックに入っている「黒あめ」を試しにポンと入れてみたらこれが大成功!計量する手間もなく、手軽に黒糖の風味をプラスすることが出来ました。
ぜんざいの作り方も市販の小倉あんと黒あめ、水をお鍋に入れて温めるだけ。トーストはサクッと仕上がる山型食パンがオススメです。冬の寒い時期にほっと温まる味わいは、「おうちモーニング」にもぴったりです。
「黒糖風味の小倉ぜんざいトースト」材料〈約1人前〉
黒あめ 2~3粒
小倉あん 150g程度
水 120~150ml程度(お好みの硬さに調整)
塩 ひとつまみ(なくても可)
食パン(山型がベスト) 1~2枚(お好みで)
バター 適量(パン1枚につき10g程度、たっぷり使うのがおすすめ)
「黒糖風味の小倉ぜんざいトースト」作り方
1.黒あめ、小倉あん、水を小鍋に入れ、ヘラで混ぜながら中火で温める
2.沸騰したら弱火にして、塩をひとつまみ加えてから好みの硬さになるまで数分煮詰める
(飴が溶けきるまでは鍋にくっつかないようヘラで混ぜ続けて下さい)
3.トースターで食パンを焼く(やや濃い目の焼き色がオススメ)
4.トーストにバターを塗り、縦長に3等分を目安にカットする
5.お皿に盛り付けて完成。食べる際にはトーストをぜんざいにひたしながら食べる
「黒糖風味の小倉ぜんざいトースト」のポイント
トーストにぜんざいをたっぷり浸して食べるのが美味しい食べ方です。
また黒あめの代わりに炭焼珈琲キャンディを使うと珈琲ぜんざい風の違った味わいを楽しめます。
この記事で使われた商品
- 直火炊き、また食べたくなる香ばしさ
沖縄黒糖を使用した、香ばしい黒糖の味が広がります。直火炊き製法で、また食べたくなる味わいの黒あめです。
【香料不使用】
Swind/神凪唐洲(名古屋めし料理家)
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住。
「異世界駅舎の喫茶店」が第4回ネット小説大賞受賞作に選出され、作家としてデビュー。その後、作家・ライター・名古屋めし料理家として、小説、漫画原作、レシピ本、コラム、エッセイなどの執筆を中心にマルチに活動。名古屋めし料理家としてこれまでに開発した名古屋めしのレシピは200本以上に上る。また、現在はyoutuberとしても活動の幅を広げている。NHK「あさイチ」、フジテレビ「99人の壁」をはじめ、TV・ラジオ・その他メディア出演多数。