Kasugai春日井製菓株式会社

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キシリクリスタルが口腔ケアに?!高齢者施設で検証

高齢者施設で飴を食べる前と後の口腔内環境を調査。おいしく飴をなめて、唾液がより分泌することで、口腔内環境に良い影響がもたらされる。高齢者施設で注目!キシリクリスタルと唾液の関係



日本は世界でもトップクラスの超高齢社会。総人口に占める65歳以上人口は約3割にものぼり、加齢や服薬などの影響で「ドライマウス(口腔乾燥症)」を抱える高齢者が増えています。厚生労働省の調査では、65歳以上の56%が口の乾きを感じており、これは食べづらさや飲み込みにくさ、口の中の細菌増加などにつながります。唾液は食べ物を飲み込みやすくしたり、口の中を清潔に保つ働きがあるため、減ってしまうとQOL(生活の質)に影響します。こうした背景から、唾液を増やして口腔環境を整える工夫がとても大切だと考えられています。
出典:厚生労働省 高齢化の現状e-ヘルスネット 口腔機能厚生労働科学研究成果データベース

唾液分泌で口腔ケア——春日井製菓の挑戦

春日井製菓では、渡部茂先生(朝日大学歯学部 非常勤講師、明海大学名誉教授)を研究顧問に迎え、キシリクリスタルをなめることで唾液の分泌がどう変化するかを調べる臨床試験を実施しました。結果は驚きのもので、キシリクリスタルをなめた後の唾液分泌速度は、最大で7.8倍にも増加。唾液には、口腔内の細菌を洗い流す働きがあり、口腔ケアの新しい可能性を示すものでした。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

キシリクリスタルをなめる前後で細菌量はどう変わった?

研究の一環として、実際に高齢者施設(名古屋市西区:株式会社マザーズ)を訪問し、10名の方にキシリクリスタルをなめていただきました。なめる前と後で口腔内の細菌量も測定させてもらいました。

施設職員の方が見守る中、みなさんにキシリクリスタルをなめていただきました。

そして、測定やアンケートを実施。

測定結果は、キシリクリスタルをなめた後に細菌量が減少する傾向が見られました。アンケートにおいてはいずれの質問に対しても、キシリクリスタルをなめる前と後で「口の中が潤ったと感じた」という回答が多く、キシリクリスタルが口腔内環境に良い影響を与えていることがわかりました。

施設の管理者にお話を伺ってみると

グループホーム円頓寺北館管理者の伊東小波さん

「当施設では日頃から、歯科衛生士による勉強会を月に一度開催しています。口腔ケアへの意識も高い方ではないでしょうか。キシリクリスタルで唾液が出るなら、それも有効かもしれませんね。」

と、キシリクリスタルの可能性に前向きなコメントをいただきました。

高齢者施設での飴活用、注意点と工夫

もちろん、飴を高齢者が安全に楽しむためには、いくつかの注意点もあります。
前述の伊東さんはこう言いました。

「認知症の方がお部屋で飴を食べるときは、横になりながら食べると(誤嚥の可能性がでてきて)危ないので、見守りが必要です。ラムネや棒付きキャンディは転んだときに危険なので、すぐに溶けるタイプの飴があればより良いなと思います。」

キシリクリスタルの形状や溶けやすさ、安全な環境での摂取など、ちょっとした工夫が安心につながるとの見解をいただきました。

お菓子で健康を支える社会へ

春日井製菓のこの取り組みは、ただの研究ではありません。高齢者の口腔ケアという社会的な課題に対して「お菓子」という身近な存在からアプローチしていく新たなチャレンジです。

左から飴と唾液の研究を推進している渡部先生、春日井製菓商品開発部の本田さん、水上さん

「おいしくて、楽しくて、ちょっと健康にもいい」——そんな飴が、これからの高齢社会を支える一つのツールになることを願い、春日井製菓の挑戦はこれからも続きます。次はどんな“おかしな”研究が飛び出すのか、楽しみにしていてくださいね。

この記事で使われた商品

甘さすっきりひんやり3層ノンシュガーのど飴

すっきりした甘さのキャンディと真ん中に挟まれたキシリトール層がマッチした、ほんのりスーッとする3層ノンシュガーのど飴です。ミルクとミントの絶妙なバランスの味わい。22種のハーブエキス配合。