キシリクリスタル ファン味開発部

いよいよ最後の全体ファンミーティング。 デザインとネーミングを決めよう!

第3回全体ファンミーティング。ブラッシュアップしたのは、どんなところ?

2月11日、いよいよ最後の全体ファンミーティングです。今回もオンラインで行いました。キックオフ、第1回&第2回全体ファンミーティングに続き、田本がレポートします。

まずは、これまでのミーティングとアンケートをふまえて、CFO3人と春日井製菓社員さんとでブラッシュアップしたコンセプトや商品名、味名、パッケージのデザインなどが共有されました。

例えば、ファン味を購入してもらいたいのは、10代~20代の人たち。SNSでの話題化を期待しているそうです。

またッケージは、今までのキシリクリスタルにはなかった形に挑戦。社員さんは「かばんに入れて持ち歩きたくなるようなサイズで、持っていてテンションが上がったり、思わず人に見せたくなったりするパッケージを目指したい」と語ります。

より具体的になり、完成に近づいているのを感じました。

 

パッケージデザイン、どれがいい?

パッケージのデザイン案が開発サポーターに発表されました。デザインの方向性は3つ。これまでのキシリクリスタルにはない世界観を表現ています。A案では新たに「ゆるきゃら」を作成し、B案ではハートや星などのモチーフをシンプルに配置、C案は全く違うアプローチでデザインしています。

現段階では、3種類の味を予定しているので、A・B・C案のそれぞれに味をイメージした3つのパッケージデザイン案が作られています。A案とB案は最高ファンパッケージ責任者のアカネさんが原画を描きました。

<デザイナーとの打ち合わせの様子>

今回のパッケージ案はデザイナーを交えミーティングをして作成された最初のデザイン。開発サポーターのアイデアもとり入れながら、改良を加えていく予定です。アカネさんからA・B・C案それぞれの説明を聞いた後に、1つを選んで挙手することになりました。

 

アート作品のように、持ち歩きたい。気分があがる「ゆるキャラ」A案

A案のパッケージ3種とポイントを描いたイメージボードを表示しながら、アカネさんが説明します。ゆるキャラを誕生させたことで、かわいらしさを表現。ゆるキャラとロゴを使ってパッケージ自体をアート作品のようにしたいな、持ち歩いてテンションが上がるような作品になったらいいなという思いを込めてA案をデザインしました。今の状態は少し子どもっぽいので、大人が持った時にも嬉しくなるように改良する予定とのことです。

 

シンプルだけど、かわいいね!B案では、色とモチーフで味を連想。

A案C案の、分かりやすいかわいらしさに対して、B案では、シンプルでありながら、かわいいと思えるようなデザインにしたとのこと。アカネさんは、パッケージで味をイメージ出来るように、パッケージ全体の色やモチーフの形などを考え、原画に反映させました。商品名のフォントやロゴの大きさ、位置などに、改良を加えていく予定です。

<アカネさんが描いたB案のモチーフの原画>

ここで、開発サポーターさんから手が挙がりました。

 

開発サポーターからの疑問。なぜ、この色に?

色のインパクトが大きいからでしょうか。2人の開発サポーターから、色についての質問がありました。色の持つイメージとコンセプトを合わせたり、飴の色を反映させたりしたのは分かったが、なぜ、ベースカラーにピンク、イエロー、グリーンを選んだのかが気になったようです。

アカネさんは、パッケージとしては色の違いが分かりやすいことが大事と考えたことや、店頭の棚に並んだときの見栄えを意識したと説明しました。本当は飴の色に合わせて水色にしたかったけど、手持ちの絵具に水色がなかったのでグリーンになってしまったとも。これから、デザイナーと相談して調整するそうです。

 

新しくて、かわいい! 変化に期待。かばんにもオフィスにも。

続いて挙手した開発サポーターさんは、どれも今までのキシリクリスタルのデザインとは違うので、斬新でいいと思うと発言。A案のゆるキャラのパッケージは、「かわいいサプリメントみたいで、コンセプトの1つでもある“変化”をもたらせそうな感じを受けた」と好印象です。B案はオフィスに置いておいても、かばんに入っていても、かわいいイメージがあっていい」と楽しそうに話しました。

 

若者に人気?!C案は、流行をとりいれて、今っぽく。

続いて、アカネさんが、C案について説明します。A案B案はコンセプトシートから発想しましたが、C案では“今、若者にはやっているのは何だろう”というのがアイデアの出発点。C案では原画は描かず、ネオンのイメージで、とデザイナーに依頼したとのこと。今っぽい感じが出ていると思うと、春日井製菓の社員さんが感想を添えます。

 

そのデザイン、古いかも?! 美大生からのコメントに

美術大学に通う開発サポーターさんが、「C案のデザインは古いと思う」と遠慮がちに発言しました。大学生の間で流行っているという商品を示しながら、もう少しシンプルなデザインが流行っているように感じていると説明します。

「ありがとうございます。まさに、ターゲットである若者のご意見」と、春日井製菓の社員さんは感謝を伝えます。

 

ABCの中で、どれがいい?選ぶ観点は2つ。

さて、ここで、ABC案から1つを選び、1人づつ理由を伝える時間になりました。選ぶ観点は、①ファン味ぽい(話題になりそうか)②購入者像10・20代(サブ30・40代)に合うか、の2点です。

シンキングタイム1分。

多数決で決めるわけではありませんが、挙手ボタンで人数を数えます。

A案のゆるキャラが良かったのは6人、B案のモチーフが良かったのは2人、C案のネオンが良かったのは6人です。

 

A案を選んだ開発サポーターの感想は?10代の意見を深掘り!

A案とC案で迷ってAを選んだというサポーターさんは、「インパクトの面ではC案もいいかなと思ったが、A案のキシリクリスタルにキャラクターが出来たのが、とってもかわいくていいと思う」と発言。

春日井製菓の社員さんは、「愛されキャラが誕生した印象ですね」と嬉しそうです。

大学生の開発サポーターさんは、「私は10代なので、20代のことは分からないのですが」と前置きした上で、10代はお菓子をシェアするので、その時に、かばんからすっと出せて、かわいいねと話題になりそうなのでいいと思ったと話します。

「10代の人たちが、どのようにお菓子を食べているのかも教えていただけて、たいへん参考になりました」と春日井製菓の社員さんは喜びます。すると、もう1人の社員さんから「貴重な10代、ぜひ、深掘りさせてください」と声がかかります。大学生の話を聞きながら、友だちとシェアする状況も、お菓子を食べる場面も、私の知っている中学生とは全く違うので、面白いなと思いました。ヒアリングや人物像の設定方法などは、各社、さまざまに工夫されている部分。キシリクリスタルでは、どのようにしていくのか興味がわきました。

 

B案の良さは?デザインを描いてみました!

「シンプルで、ぱっと見た時の印象がいい」と選んだ理由を伝えた開発サポーターさん。ロゴが小さいのを改善したいとアカネさんが言っていたのを受け、急ぎ描いたデザイン画を画面越しに見せてくれました。

それを見て、今回はアカネさんが原画を描いていますが、開発サポーターさんから原画を募っても面白かったかもと感じました。話題にもなりやすそうですし、とくに美大生さんにとっては、大きなチャンスになったかもしれないなと思いました。

アイドルが好きという開発サポーターさんからは、背景の色合いから推しのアイドルをイメージできて嬉しいという意見も。新しい観点です。

 

ぱっと目に留まるのはC案?!SNS映えしそうな予感。

C案の話をするときには、他社の商品や過去の商品など、参考商品を出しながら説明する人が多いのが特徴のようです。とはいえ、ネオンはお菓子ではあまりない色使いなので、店頭の棚に並んだときに目立ちそうでいいという意見もありました。中学生の子どもに選んでもらったらC案だったという開発サポーターさんによると、ぱっと見でこれがいい、と選んだそうです。

 

途中から参加の開発サポーターさんからは、ミックス案!!

急な仕事で参加できなくなってしまった開発サポーターさんが、休憩時間を活用してミーティングに参加。詳しく説明している時間がなかったので、ぱっと見た印象で選んでもらったところ、なんと、A案とC案のミックス案が出てきました。A案のかわいらしさと、C案の棚に並んだ時にも目立つ色味、それぞれの良いところを合わせたら、より目を引くようになるのでは、という提案です。

 

デザインをブラッシュアップ!社長プレゼンの結果は、3月3日のファンイベントで!

パッケージデザインは、デザインの方向性を1つに絞ったうえでブラッシュアップしていく予定。本企画の社長プレゼンの日程が2月20日と決まったので、作業は急ピッチです。はたして、どのデザインが採用されるのか。3種類の味すべてを商品化できるのか。結果は、3月3日の第1回キシリクリスタルファンベントにて発表されます。このファンイベントは東京大手町で開催、CFOのアヤノさんによるプロデュースと司会です。

 

 

<ファンイベント会場の東京大手町>

 

開発サポーターも参加する全体ファンミーティングは、これで終了。「楽しかった」「商品化に期待する」など感想を述べたり、感謝の言葉をかけ合ったりして、盛大な拍手と笑顔でお開きとなりました。

田本雅子

 

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