キシリクリスタル ファン味開発部

いよいよ試作品の味見!第2回全体ファンミーティング。 テーマは「味の方向性を決めよう!」

試作品が届いて、わくわく!

ライターの田本です。キックオフミーティングと第1回全体ファンミーティングに引き続き、第2回全体ファンミーティングをレポートします。

さて、今回もオンラインでのミーティングです。事前にキシリクリスタルの試作品がサポーターさんたちの元に届けられました。私の手元にも。秋からミーティングを重ね、TwitterやInstagramでCFOや社員さんたちの活動を見守ってきたので、形になったものを手にしたときは嬉しかったです。

<開発サポーターに届いた試食品のイメージ>

試作品は3種類。袋に1粒ずつ入っています。キシリクリスタルの3層構造にちなんで「3」にこだわった本企画、味も3種類を販売する予定ということなのでしょうか。袋には味をイメージする文字が書かれていて興味がわいてきます。色もとってもきれいです。すぐにでも食べてみたかったのですが、味見は全体ミーティングの時に皆さんと一緒にとのこと。試作品の味もどんな話が聞けるのかも楽しみです。

コンセプトや味の詳細などについては、3月3日の「キシリクリスタルファンイベント」でのお披露目をお楽しみに!今回のレポートでは、何にわくわくしたのかをメインにご紹介したいと思います。

ファンは誰?どんな味にする?

これまでのアイデアからファンの人物像が決まりました。そして、ファン味とはどんな味なのかも定まり、それらを踏まえて、最高ファン味責任者のアカガミ君と春日井製菓の社員さんが、今回の試作品を作成しました。

アカガミ君と社員さんからコンセプトと色や味の説明があり、いよいよ試食です。私は“ファンの人物像”になったつもりで、どういう時に買うのだろう?どんなシーンで食べるのだろう?どんな風に味わうだろう?と考えてみました。しかし、他の誰かになるのは、なかなか難しく想像がつきません。それで、皆さんの感想や意見を聞くのが、ますます楽しみになってきました。

1つ目の試食。見た目の工夫に、優しい賛否両論。

試作品の1つ目の試食です。1粒しかないので緊張でどきどきします。まず、見た目をチェック。それから香り。そうして、口の中に投入します。

見た目の工夫については、「気付かなかった」という意見が出ました。すると、ほかの開発サポーターさんから「初めは気付かなかったけれど、ある方法で見てみたらとっても素敵だった」というコメントがありました。もっと見えるようにしては、という意見にアカガミ君は「限られた時間の中でいろいろ試してベストと思える物を提示しましたが、再試作して改善したいと思います」と応えます。試作工程の話も興味深かったです。

皆さんの話を聞いていて、見せ方次第で面白くなりそう!と、わくわくしてきました。例えば“秘めた○○”というメッセージをパッケージに書いて、お客様に“何が秘められているのだろう”と想像してもらったうえで“キシリクリスタルに秘められた見た目の工夫”を発見してもらうようにしたら、話題にしてもらえるかしら? パッケージはこれから考えるようなので、どんなふうになるのか楽しみです。これまでのキシリクリスタルの袋は不透明。透明な袋や瓶入りのキャンディなら、見た目を楽しんでくれると思うけれど“ファンと設定した人”は、口に入れる前に、手のひらにキャンディを出したり、指でつまんだりして、色を楽しんだりするのかな?と疑問がわいてきました。写真を撮って、SNSに紹介したりしてもらうには、なにか面白い仕掛けがあるといいかもと思いました。

ミーティング参加者のみなさんの中にも、面白いアイデアがたくさん生まれたようです。話の進行と同時に、チャットのほうでも意見交換が活発にされていました。

△△離れがキーワード?!美味しい味わいも、再検討か?

味については、美味しいという感想が多く好評でした。しかし“ファンと設定した人”には受け入れられにくいかも、という意見も。なぜかというと、その人たちが△△離れをしているからとのこと。試作品の味のベースの一つが△△なので、それを懸念しての意見です。職業柄、△△を取り扱っているので、そういう情報を得たそうです。さまざまな分野の専門家視点の話が聞けるのも、このミーティングの面白いところです。

そもそも、春日井製菓の社員さんによると“ファンと設定した人”は「飴離れ」をおこしているとか。理由をインターネットで検索してみると、個包装はゴミが出るから嫌だ、飴は長く口に残るから嫌だ、という意見が多いのだそう。たしかに人気のグミは個包装にはなっていないし、かんで食べるので口の中からすぐになくなります。

キシリクリスタルの3層のうち上下の部分をほろほろと崩れてすぐになくなるようにして、キシリ層だけを少し長めに味わえるようにしたら面白いかも。スノーボールクッキーのイメージです。キシリ層だけを味わいたいという要望にも応えられます。というのは、私の思いつき。開発サポーターの皆さんからは、もっと素敵なアイデアがいろいろと提案されていました。

2つ目の試食。素直な感想に、「こういう意見が必要だったんです!」

誰よりも先に、でもちょっと遠慮がちに話し始めたサポータさんは「色合いが歯磨き粉に見える」とコメント。「キシリトールと聞くと、それだけで歯磨き粉をイメージするが、今回は色の影響で歯磨き粉の印象がより強くなった。コンセプトが伝わりにくいのでは」と続けます。

春日井製菓の社員さんは「我々だけでは気がつかなかった視点。こういう意見、本当にありがたいです」と伝えます。

すると、大学生のサポーターさんから「私は国旗に見えました。色の組み合わせ、素敵だと思います」との意見が。安心して発言できる雰囲気に本音が語られます。

「コンセプトを表現するなら、色はもう少し優しい方がいいと思う」という意見に、開発担当者さんも「私たちも思考錯誤した部分です。試作した中ではもっとも優しい色になっていますが、もう少し検討してみます」との回答。絵の具を混ぜるようにはいかないようで、ここにも職人技が生きているんだなと思いました。

さて、味についても本音トークが続きます。美味しい、美味しくない、こちらも両方の意見が出てきました。今後の展開がとっても楽しみです!

<アカガミコーラ味も試作でき、喜ぶアカガミ君>

最後の試食。万人向け?それとも・・・

3つ目も、ユニーク。この飴のコンセプトを表現するなら、オレンジ色や赤色をイメージすることが多いけれど、ここでは爽やかな果物色です。「こんな気持ちになってもらえたらいいな」という願いを込めて隠し味をミックスしたというアカガミ君。キシリ層にも工夫があり、美味しくて、ちょっと刺激のある味わいを実現したそうです。

いろいろな味がミックスされていて、ミルク味とかイチゴ味のように呼べないような味が今回の特長とすると、「1つの味がちょっと強すぎるかも。もう少し複雑な感じがいいかも」というサポーターさんの感想も重要です。

さまざまな意見交換を受けて、サポーターさんから「万人受けする物を作っているのか、それとも個性的で1人でも2人でも手に取ってもらってそこから広がってくれるのをめざしているのか、どちらでしょうか」という質問がでます。アカガミ君は「後者です。せっかくファン味として面白い企画で作らせていただくので、コアな味に仕上げて、印象に残るようなものを目指しています」と答えます。

口に入れた瞬間の感じは苦手だけど、なめ進めていく時の変化は好き、という意見も。春日井製菓の社員さんも、変化を文脈化できたら面白いと思うと応じます。

サポーターの思いを受け止め企画会議。完成披露まで急ピッチです!

「アンケートをメールでお送りするので、感想や味などの記憶が残っている今日中に回答ください」と社員さん。アンケートは初めての取り組みです。サポーターさんの意見を重要視していることが伝わってきました。限られた時間、ミーティングで伝えきれなかったことや、他の方の言葉に新たに思いついたことなどもあったかも。どんな回答があるのか気になります。翌日、社員さんたちでアンケート結果を確認して、翌々日の月曜日にはCFO3名も集まって企画会議を開催する予定とのこと。完成披露が2ヶ月後に迫り、スピードが増してきた感じ。今回の全体ミーティングがどのように反映されていくのかわくわくします。

次回の全体ファンミーティングは、2月11日。デザインやネーミングを決める予定になっているので、こちらも楽しみです。

3月3日のファン味完成イベント「キシリクリスタルファンイベント」の告知もあり、いよいよ!という感じがしてきました。今後の展開に注目していきたいと思います。

田本雅子

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