キシリクリスタル ファン味開発部

全国のキシリクリスタルファンが、開発サポーターに! 全体ファンミーティングで、キシリ愛を語る。

キシリクリスタル開発サポーター決定! 全体ファンミーティングに潜入

ライターの田本です。前回のレポート「キシリクリスタル“ファン味開発部”キックオフミーティング」に続き、12月3日に開催された全体ファンミーティングの様子をお伝えします。

キシリクリスタルファン味開発部は、「ファンによる、ファンのための、ファン味をつくれ!」という目標をかかげ、販売21年目のキシリクリスタルの新しい味を作るべく発足。公募で集まったキシリクリスタルファンの中から、厳選なる選考により、CFO(最高ファン責任者)3名が選ばれ、活動を開始しました。時を同じくして、“開発サポーター”をあらたに募集。開発サポーターの応募条件は、キシリクリスタルのファンであること。CFOの活動をサポートする役割を担います。

開発サポーターも加わる初めての全体活動が、このオンラインで行う全体ファンミーティングです。どんなメンバーに出会えるのか、どんな面白い話が聞けるのか、わくわくしながら参加しました。

<全体ファンミーティングに参加したメンバー>

全体ファンミーティングには、開発サポーター15名のほか、CFOの丹下勇太朗さん(アカガミ君)と木村彩乃さん(アヤノさん)、春日井製菓の社員が参加しました。CFOの藤原茜さん(アカネさん)も参加を楽しみにしていましたが、2日前のボクシングの試合で激闘によってダメージを負い、大事をとって欠席とのこと。試合の応援に駆け付けたアヤノさんのInstagramでは、アカガミ君や春日井製菓の社員たちと楽しそうに応援する様子や、白熱した試合の感想などが紹介されています。そして、アカネさんのユニフォームには目立つところに「キシリクリスタル」のロゴマーク! 3人の仲の良さに、これからの展開がますます楽しみになります。

開発サポーターも、熱い! 自己紹介にあふれる思い

開発サポーターのみなさんの、キシリ愛も負けていません!自己紹介では、キシリクリスタルへの思いやエピソードが語られ、ファン味開発部の活動を楽しみにしていることや、自分の特技を開発に活かしたいという意気込みなども共有されました。

沖縄から参加したというサポーターさんが「沖縄でもキシリトールは売っています。大好きです」と言ったので、私は販売地域の広さにびっくりしました。その方は、キシリクリスタルの真ん中のキシリトール層が大好きなので、キシリトール層だけの飴が食べたいとリクエスト。なかなか斬新です。

東京と高知の2拠点で生活をしているというサポーターさんは、料理が好きで、いろいろと組み合わせを工夫しているそう。キシリクリスタルも組み合わせによる効果を楽しめるのではと話すと、社員さんは、「“意外な組み合わせ”は自分たちも大切にしてきた」と応じ、通じ合えたことを喜んでいました。

地元の企業ということもあってか、愛知からの参加者が最も多く、地域に根ざした会社なのだとあらためて実感しました。実家が愛知で、現在は大阪でスパイスカレー屋をやっているという料理研究家さんは、“面白そうだから”と参加。また、某企業で食品の商品開発をしていたというサポーターさんは、仕事では押さえていた自分の欲求を全開にして、キシリクリスタル「禁断のスパイスシトラス」のような、自由な発想でやってみたいと嬉しそうです。プロの参加は、心強いです。

ほかにも、キシリトールの虫歯になりにくい性質に注目する歯科衛生士さんや、学校でデザインを学ぶ学生さんなども参加。味だけではなく、さまざまな視点から、アイデアが生まれそうな予感にわくわくします。

栃木から参加したサポーターさんは、ファン歴、なんと20年!「キシリクリスタルが大好きで、見逃した商品はない。知識はないけど愛は誰にも負けない!」と笑顔です。キシリクリスタルが販売されてからすでに20年以上、毎年4~6種類の新しい味が発売される人気商品。その全てを知るディープなファンの登場に、期待が高まります。

絵本が好きというサポーターさんは、ラムネと組み合わせて絵本を制作した春日井製菓の取り組みに賛同し、社会貢献している春日井製菓を応援したいと話します。

兵庫から参加したサポーターさんは、「春日井製菓のこんぺいとうは、合成着色料を使っていない。袋の裏の表を見てそのことを知り、とても良いと思った。こんぺいとうを会社のデスクの引き出しに常備して、いつも支えてもらっているので、今回はご恩返しをさせていただければと思い参加した」と語ります。

キシリクリスタルという1商品にとどまらず、春日井製菓のファンの登場に、胸が熱くなりました。経営理念の「おいしくて、安心して多くの人々に愛され続けるお菓子作り」を大事にしている社員のみなさんにとって、開発サポーターさんの思いは、嬉しく励みになることと思います。また、社会貢献や自然環境への取り組みなども、お客様に届いていることに、社員さんの日々の努力を垣間見た気がしました。

 

キシリクリスタルを語り合おう! CFOのアイデア交換はプロ目線

自己紹介で、期待が高まったところで、次は「キシリクリスタルを語ろう」の時間です。

まずは、キシリクリスタルについてのクイズで気分転換。クイズの解説にからめて、開発秘話や歴史も学びました。

次に、CFOの活動報告です。10月29日のキックオフミーティングではCFO3名でアイデアを交換、11月15日には東京で商品コンセプトに近づけるような意見交換が行われました。

アカガミ君はクラフトコーラを作る調合のプロで、アカネさんはスイーツ店のオーナーです。アヤノさんによると、2人とも食の専門家なので、専門用語が飛び交っていて、かなり本格的だったそう。アヤノさんは、専門的な方面からではなく、一般的なファンの感覚を大切に、アイデアを提案したと謙遜していましたが、アヤノさん自身も年間1,000以上のスイーツを食すアナウンサーとして大活躍。食べ物関連の資格も、いろいろと持っています。

アカガミ君は、「キックオフミーティングで話し合った内容を、春日井製菓の社員さんが見やすくまとめてくれたので、2回目のミーティングでは、次にどうするかを明確に話せた」と語りました。

春日井製菓の社員さんからは、「先行して味づくりを進めているが、まだ、候補がいくつもある状態なので、開発サポーターの皆さんからは、キシリクリスタルへのアイデアや、改善してほしいところ、ファンならではの意見を、どんどん出してもらいたい」と、伝えられました。

 

開発サポーターの発言に、そんな食べ方するの?! 開発者の思いとは

いよいよ、開発サポーターの出番です。話したい人は挙手をして合図を送り、自由に発言していくことに。発色がきれい、歯と頭に良いイメージがある、「キシリSDGsクリスタル」はどうだろうか、ご当地味もいいかも、と、だんだんとユニークなアイデアになっていきます。

開発サポーターの1人が、「冷たいところが好きなので、そこを狙って食べます。食感を楽しみたい」と話すと、社員さんが「口の中で3つに分けて食べる」というメールをお客様からもらったことがあった、と思い出しました。すると、「かんで、真ん中を楽しんでから、アメ部分を食べます」と発言する人が。社員さんが「口の中で分解する人は挙手してください」と呼び掛けると、たくさんの人が手をあげました。「われわれが、せっかく合体したものを・・・」という社員さんのお茶目な返しに、場が和みます。真ん中のキシリ層だけで作るアイデアには、これまでにも挑戦したことがあったが、なかなか難しく実現していないとのこと。商品開発部の社員さんは、「今回、皆さんから意見をいただいたので、あらためて挑戦してみたい」と語りました。

ドリンク味で、シーンを想像

「ジントニック、モヒート、コーラ、ドクターペッパーなどの味があったら、カラオケボックスやスナックなどで食べたくなるかも」と1人が言うと、それを聞いたもう1人が、「モンブランやショートケーキなど季節のケーキ味や、健康志向を意識してクラフトコーラ味はどうだろう。ハイビスカスを使えば、きれいな赤になる」と応じ、発想が広がります。

クラフトコーラといえば、アカガミ君です。社員さんにうながされたアカガミ君は「クラフトコーラ味を出したいという欲はあったけれど、発言は控えていました」と前置きしたうえで、「みなさんからクラフトコーラ味を、というお話があったので、めちゃくちゃ嬉しいです」と笑顔で話しました。そして、なんと、アカガミ君の作るオリジナルクラフトコーラは、偶然にも、きれいな赤色です。

サイダーやコーラ味は、子どもも好きなので、子どもが手に取りたくなる可愛らしいパッケージがいいのでは。絵本好きにはコレクターが多いので、絵本キャラクターをパッケージにして売り切れた商品もある、と話が展開します。コンビニで販売されている小さなパッケージのお菓子も食べやすくて人気があるので、チャンスが多いのでは、とも。

1人の発言に刺激され、次から次に、アイデアが浮かびます。

 

こってり甘いスースーの組み合わせにビックリ

「キシリクリスタルキャラメルアーモンド味」のスースーとしたキシリトールと、こってり甘いミルクキャラメルの組み合わせにビックリしました、と言うと、それを受けて「あんこ味なら、鉄分など栄養素的にすぐれているので、女性にも人気が出ると思う」ともう一人。すると、「黒糖味や、モンブラン味など、こってりした味は人気が出そう。以前カフェシリーズがあったので、またデザートシリーズを食べてみたい」と賛同者が現われます。春日井製菓の「花のくちづけ」が好きなので、花の口づけ味のキシリクリスタルが食べてみたい、とのリクエストも。

商品開発部の社員さんは、「“こってり”と“スースー”の組み合わせ、人気ですね」と嬉しそうです。キシリクリスタルはノンシュガーとうたっているため、甘い物を入れるには限りがあるとのこと。その制限の中、このくらいの味が作れるということが伝わって、すごく嬉しいし、開発者として大満足、と喜びを伝えました。

 

アイデアを形に! いよいよ試作がスタートします。

開発者の思いや工夫を聞ける機会はめったにないので、私も興味津々です。それぞれに、当たり前と思っていたことが、実はそうではなかったことに気付ける場でもあり、知的好奇心が刺激されます。他にも面白いアイデアがいろいろありました。開発サポーターさんのふとした疑問から、販売戦略や流通の事情なども聞けて、面白かったです。

マーケティング部の社員は、「1つ1つのアイデアに向き合っていこうと思う」と語り、キシリクリスタル好きの人たちに、どういうところが響いているのがよく分かったと、手応えを感じた様子でした。

12月中旬からは、味責任者のアカガミ君が中心となり、試作がスタート。1月と2月にも全体ファンミーティングが開催され、味の方向性やデザイン、ネーミングを決めていく予定です。

“面白いね!”も、ちょっした違和感も、驚きも、疑問も、丁寧に紐解けば、大きなチャンスに。たくさんのヒントが得られた今回の全体ファンミーティング、みんなの中にも新たなアイデアが生まれていそうです。今後の展開に、わくわくします。

田本雅子

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