Kasugai春日井製菓株式会社

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つぶグミでサイエンススイーツ『おかしなマリトッツォ』-夏休みの自由研究に-

まるで理科の実験をしているように、楽しみながらつくることができる「サイエンススイーツ」。
科学の不思議を学べるうえ、おいしく食べることができるから夏休みの自由研究の題材にもぴったり。

前回挑戦したラムネいろいろでつくる『おかしな噴水フルーツポンチ』に続き、
今日はつぶグミを使ったサイエンススイーツに挑戦
逆さまにしても垂れない、プルンと固めのホイップクリームで『おかしなマリトッツォ』を作ってみましたよ。

グミでホイップクリームが固くなる?!

イタリアの伝統菓子”マリトッツォ”。
ブリオッシュ生地のパンの間にホイップクリームをたっぷり挟んだインパクトのある見た目で「映えスイーツ」としても人気を博したスイーツです。

マリトッツォのおいしさの秘密はホイップクリームの固さにあります。
クリームがゆるいとダレてしまったり、挟んだパンの重さで潰れてしまうので
強度を増すために、たんぱく質が多い食材(マスカルポーネチーズやクリームチーズ)を混ぜて安定させることが多いのですが、
今回はつぶグミの原材料に入っている「ゼラチン」の性質を利用してクリームの緩み対策ができるのか実験してみたいと思います。

ゼラチンの性質

✓主成分はタンパク質
✓ゼリーやマシュマロに使われている
✓温めると溶け、冷やすと固まる

 

いざ、実験!つぶグミでつくる『おかしなマリトッツォ』

準備したもの

つぶグミ
・生クリーム200mlパック(乳脂肪35%)
・バターロール

工程

1. つぶグミから好きなフレーバーを2種類ほど取り分けて耐熱容器に入れておく。
黄色のグレープフルーツと、ピンクのピーチをチョイス。各12粒ほどでした。

2. ひたひたまで水を入れて、電子レンジ600wでまずは30秒加熱します。

一旦取り出して、底の方からかき混ぜたら、さらに600Wで30秒加熱します。

サラッとした液体に変わればOK。人肌まで冷ましておきます。

3. ホイップクリームを攪拌器で泡立てておく。攪拌の筋跡が残る8分立てくらいまでの固さになるまでホイップしておく。

4. ホイップクリームを1/2等分にして、フレーバー別に人肌まで冷ました2.の溶かしグミを加え、素早く混ぜる。

ホイップクリームがほんのり色づきます。
左が黄色のグレープフルーツ、右がピンクのピーチ。冷蔵庫で1時間ほど冷やします。

≪BEFORE≫

≪AFTER≫

スプーンを入れた時の感触が、プルンと弾力のあるクリームに変わりました!!

逆さまにしても、この通り。

垂れたり流れたりしません。
固めのクリーム作り、大成功♪

しかもグミのフレーバーがほんのりついて、ケーキ屋さんのクリームのような味わいになっています。
クリームだけでも美味しくて感動。

5. バターロールに斜めに切り込みを入れたら、たっぷりのホイップクリームを挟んでナイフで表面を撫でるように均らします。

ホイップのふわふわ感もそのままです。
つぶグミでつくる『おかしなマリトッツォ』、大成功です!

せっかくなので、表面につぶグミを並べてデコレーション。
ふんわり食感を邪魔しないように、つぶグミは小さめ(半分)にカットしてみました。

ホイップはこの通り、口の中で溶けるムースのよう。

余ったホイップクリームで、今流行りのフルーツサンドも作れそうな予感。

ぜひ、つぶグミのお好みのフレーバーで試してみてくださいね。

この記事で使われた商品

小腹満たしを楽しくする!硬め食感アソートグミ

5種類のフルーツ味(グレープ、アップル、マスカット、ピーチ、グレープフルーツ)が小腹満たしを楽しくします。
硬め食感でついつい食べちゃうアソートグミ。

わたなべさやか

季節の手づくりをたのしむことをテーマにした料理教室「ORIORI」を主宰。
10年間勤続したアパレル企業では日本各地に出向き、服やモノを通して文化を発信するライフスタイルショップの開発に携わる。その後、日本料理教室のアシスタントを経て、日本橋に日本酒とおばんざいの店を立ち上げ、初代女将となる。
現在は教室、執筆を通じて発酵食を中心とした日本の食文化を伝える活動に取り組む。