まずは、原料を混合します。続いて最低限の圧力をかけて、ラムネの型を抜いていきます。型を抜いた直後のラムネは、手では掴むことができないほどやわらか!その後ラムネはコンベアに運ばれて、約60℃でカリッと乾燥させて仕上げます。
この製法の中に、爽やかな口どけの良さを追求したKasugaiならではのおいしさの秘密が隠されています。それは、原料混合の際に配合するブドウ糖の量にあります。Kasugaiでは、ブドウ糖を多く使用しているため、カリッとしているのに口どけが爽やかです。
日本では長崎県でレモネードが「レモン水」の名で製造販売されました。しかし「レモン水」という名は広まらず、その後レモネードがなまった「ラムネ」の呼び名が一般化しました。当時の日本では、ラムネ飲料は高級品だったため、もっと安価でラムネの味を子どもたちに楽しんでもらおうと、お菓子のラムネが作られたと云われています。
ちなみに、ラムネには製法の違いによって食感が異なる、2つの種類があるんです。
原料を水分と共に混ぜ合わせたあと、その水分を熱で飛ばすと出来上がるのが、口の中でスーッと溶ける「湿式(しっしき)ラムネ」。「ラムネいろいろ」のひねり包装されているものや「スイッチONタブレット」がこれに当たります。
一方、原料を水分で混ぜずに、粉の状態に圧力を掛けてぎゅっと固めて作るのが、カリッとした歯応えの「乾式(かんしき)ラムネ」。「ラムネいろいろ」の両端がギザギザの個包装されたものや、「みんなで食べよう!ぶどう糖たっぷりラムネ」がこれに該当します。