Swind こんぺいとう 名古屋めし

名古屋のひなまつりには欠かせない伝統雛菓子を簡単に!「こんぺいとうで作る手まりおこしもん」

ひなまつりに欠かせないのがお雛様に備える雛菓子。菱餅やひなあられなどが一般的ですが、名古屋では「おこしもん(おこしもの、おしもの、おこしもちとも呼ばれます)」という米粉を使った菓子も親しまれています。

熱湯で練り上げた米粉を和菓子などで使われる木型に入れ「おこし」て作るところから呼ばれるようになったとも言われる「おこしもん」。菱餅と同じようにお雛様にお供えし、お下がりを頂くというのが名古屋のひなまつりの伝統で、昔はひなまつりの道具の一つとして各家庭に木型があったそうです。

「おこしもん」の色づけには食紅が使われますが、実は「こんぺいとう」でも色づけが出来ることを発見。木型が無くても手で丸めれば手まり形のかわいい「おこしもん」を作ることができます。

お子様と一緒にかわいい「おこしもん」を手作りすれば、ひなまつりがいっそう楽しめること間違いなしです。

「こんぺいとうで作る手まりおこしもん」材料

こんぺいとう 1袋(色つきのものを5粒ずつ程度使用)
米粉 100g(白生地用)+10g×4(色生地用)
熱湯 100ml(白生地用)+小さじ2×4(色生地用)

しょうゆ 大さじ2程度
水 大さじ1程度

「こんぺいとうで作る手まりおこしもん」作り方

1.小さな器にこんぺいとう数粒を色ごとに分けて入れ、熱湯大さじ1をかけて転がしながら5~10分程度待つ

2.米粉100gに熱湯100mlを加え、菜箸などで生地がまとまるまで練ってから手で丸めて白生地を作る

3.1.の器から溶け残ったこんぺいとうを別の耐熱器に移し、しょうゆ大さじ2と水大さじ1を加えてからラップをかけずに電子レンジでこんぺいとうが概ね溶けるまで温める(2~2分半程度が目安)

4.米粉10gに色のついたお湯をそれぞれ加え、菜箸などで生地がまとまるまで練ってから手で丸めて色つき生地を作る(生地がまとまらないときには少量ずつ米粉を追加する)

5.白生地をピンポン玉サイズにちぎってから手で丸め、手のひらで軽く押しつぶす

6.5.の生地の上に色つき生地を少量ずつちぎって乗せ、さらに押し広げて生地同士をなじませる。

7.耐熱皿によく濡らしたキッチンペーパーを乗せ、その上にクッキングシートを置いてから6.の生地を並べる

8.電子レンジで1分半程度温めて出来上がり。

■「こんぺいとうで作る手まりおこしもん」のポイント

食べる際にはそのままか軽くトースターで焼いてから3.のしょうゆみつをつけて頂きます。

生地を作る際に筒状に伸ばした白生地の周りにひも状に伸ばした色つき生地をつけて、棒状にまとめてから手でちぎって潰すようにして押し広げるとマーブル模様のおこしもんとなります。この他、平らにのばした白生地の上に色つき生地を並べて押し広げ、クッキー型などで型抜きしてもです。ぜひいろいろと工夫してかわいいおこしもんを作ってみて下さい。

【調理時間20~30分】

 

このレシピで使われた商品

こんぺいとう

室町時代にポルトガルから伝わったカラフルな砂糖菓子。春日井製菓では1957年から作り続けています。
熱をかけながら何日も大釜で生地を転がし蜜をかけることで、こんぺいとうの特徴である「つの」を出しています。

商品情報はこちら こんぺいとうができるまで(動画もぜひ)

 

Swind/神凪唐洲

Swind/神凪唐洲(名古屋めし料理家)

名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住。
「異世界駅舎の喫茶店」が第4回ネット小説大賞受賞作に選出され、作家としてデビュー。その後、作家・ライター・名古屋めし料理家として、小説、漫画原作、レシピ本、コラム、エッセイなどの執筆を中心にマルチに活動。名古屋めし料理家としてこれまでに開発した名古屋めしのレシピは200本以上に上る。また、現在はyoutuberとしても活動の幅を広げている。NHK「あさイチ」、フジテレビ「99人の壁」をはじめ、TV・ラジオ・その他メディア出演多数。

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