梅酒 白黒梅酒 黒あめ

黒あめで梅酒作り『白黒梅酒のその後』

一年てあっという間である。
特に社会人になって働き出してから、そう、大人になってからの一年というものはあっという間に過ぎ去っていく。
私自身、それを実感するのは行事の準備や、季節の仕込みごとをしている時。

例えば、こどもの日が終わってこいのぼりを片付ける時。
こいのぼりの紐が少し古くなっているのに気がつき、「新しいのに取り替えなくちゃな…」なんて思っていたら一年が過ぎていて、結局直されないまま飾られるこいのぼり。

それから、「晴天が続く3日間はいつなんだ! 梅雨はいつ明けるんだ!」と天気予報と睨めっこして、天日干しするタイミングを伺っていた梅干し作り。ついこの間のことなのに!! もう店頭に梅が並び始めている!
そんな具合だ。

そう。またこのシーズンがやってきた。
梅仕事。

昨年の梅仕事で作った『白黒梅酒』

もったいな〜いもったいな〜いとちょびちょび飲んでいたら、割とこの時期まで残ってくれていたのが嬉しい。おそらくこの後今年の仕込みごとが始まった途端、ストックがあるという余裕から猛スピードで消費量が増えていくのであろう…。

過去の記事を見ていただければ分かるが『白黒梅酒』は、春日井製菓の社員、営業の中山幸誠さんが考えたレシピである。春日井製菓さんの黒あめと、高橋酒造さんの米焼酎『白岳』で漬けた梅酒をそう呼ぶ。
頭文字の『黒』と『白』をとって『白黒梅酒』。
まるで前からずっとあったかのようなネーミング。(拍手)

 

さて、その『白黒梅酒』がこの一年を経てどのように変化して、私自身どんなふうに楽しんでいるのか少しお伝えしたいと思う。

まろやかな香り・味

まず変化がわかりやすいものとして香りだろうか。漬けたばかりの少しツンとしたアルコールの香りはだいぶ抜けて、とてもマイルドな香りだ。なにせそもそも本格米焼酎で漬けているのだから、もちろん上品なのだけれど更にそれが際立ったような感じ。
そこに黒あめの深いコクが加わって…さらにまろやかに。

そして梅の実は漬け始めの頃よりもぷっくりとしている。
食べてみるとジュワッと梅酒が広がり…これはお酒の弱い方は梅1個で少々酔ってしまうかもしれないが、よく冷やしてちょびちょび食べたら至福な大人デザートになりそうだ。

自家製梅酒の楽しみ方

家庭で梅酒などの果実酒作りをすることによって生まれる楽しみが、グラス選びだ。
今日は、どれにしようかな〜なんてひとり選ぶのもいいのだけれど、やはり誰かが家に来てくれた時、あの人はあのグラス、この人はこのグラスで…なんて選ぶのが私はとても楽しい。

梅酒はロックが好きだからロックグラスばかりセレクトしてしまうけれど、家飲みだもの、許してね。

とってもおすすめ梅酒アレンジ

そして梅酒が熟成された味わいになったらぜひ試していただきたいのがこちら、『白黒梅酒』onアイス!!

アイスの中でもラムレーズン味のアイスが好きな方、きっと多いと思うけれど、そんなイメージ。
お皿にまるっとアイスを乗せたら、その上から『白黒梅酒』をとろ〜りかけるだけ。
まろやかな深い梅酒の味と、ほのかな梅の酸味が加わって、甘いはずのアイスが少しさっぱりしたような感じに変化するのだ。
まさに大人なデザートでもいうべきか…。


こうして日々梅酒は熟成され、毎日の暮らしに彩りを与えてくれている。
我が家に溢れた果実酒やら保存食の瓶たちは、だんだんと空っぽになってまた次の季節の仕込みごとを待っている。
そう、一年なんてあっという間なのだから。

 


あめで作る季節の仕込みごと

<その1> 黒あめでつくろう『白黒梅酒』

<その2> 甘じょっぱさがクセになる!塩あめでつくる『塩梅シロップ』

 

この記事で使われた商品

黒あめ

1980年に生まれました。沖縄黒糖を使用した、素朴で、深くてやさしい甘みが広がります。

直火炊き製法で、また食べたくなる味わいです。【香料不使用】

商品情報はこちら

 

 

片山 けいこ

湘南の自宅にて店舗兼工房「k-meals,」主宰。管理栄養士。

店舗の運営やワークショップ、ケータリングや焼菓子ギフトの制作、webメディアや企業様にレシピの提供など枠にとらわれず活動中。

肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。
現在3児の母

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