春日井製菓

第一回 黒あめバトンキャンペーン 深くてやさしいエピソード受賞作発表
第一回 黒あめバトンキャンペーン 深くてやさしいエピソード受賞作発表

特賞

特賞

1ねん3くみ いがぐりくん応募者:渡辺惠子さん
監修絵本作家:文-きむら ゆういち、絵-おくやま ひでとし

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きむら ゆういち(文・構成)
おくやま ひでとし(絵)

きむら ゆういち:造形教育の指導、幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。ゆうゆう絵本講座主催。代表作『あらしのよるに』シリーズ、『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ
おくやま ひでとし:山形県生まれ。代表作『およげ!いぬやまくん』『日本語 ことばは時をこえる!』
ごあいさつあそび(きむらゆういち)/ 偕成社 日本語 ことばは時をこえる!(おくやまひでとし)/ 玉川大学出版部

きむら ゆういち(文・構成)/ おくやま ひでとし(絵)

きむら ゆういち:造形教育の指導、幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。ゆうゆう絵本講座主催。代表作『あらしのよるに』シリーズ、『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ
おくやま ひでとし:山形県生まれ。代表作『およげ!いぬやまくん』『日本語 ことばは時をこえる!』
ごあいさつあそび(きむらゆういち)/ 偕成社 日本語 ことばは時をこえる!(おくやまひでとし)/ 玉川大学出版部

原作者 渡辺 惠子さんの受賞コメント

この度は思いもかけぬ吉報に感無量です。
私は息子が誕生してからずっと、母の名前が刻まれた絵本を自分の子どもに贈りたいという夢を抱いていました。でも現実は、絵も文も下手な私が絵本など作れるはずがなく、すっかり諦めていたところ、偶然に御社のキャンペーンのホームページが目に留まりました。
私のエピソードが絵本として生まれ変わった作品を初めて拝見した時、感激で胸がいっぱいになりました。と同時に、プロ作家の方々のクオリティーの高さに驚嘆しました。
きむら先生と、おくやま先生のご尽力のお蔭で、私はついに自分の夢を叶えることができました。本当にありがとうございました。ページをめくる度に当時のことが思い出され、目頭が熱くなりました。あれから30年の歳月が経った今、小さき頃の思い出として、母から息子にこの絵本をサプライズしたいと思っています。
こんな素晴らしい企画を提供してくださった主催者の皆様に心から感謝申し上げます。

応募時の400字エピソード

タイトル:1ねん3くみ いがぐりくん

今から28年前。息子が小学校1年生の時だった。息子が遊び半分で自分の髪を切っていて、頭の天辺近くの髪まで切り落してしまった。息子を連れて散髪屋さんに駆け込んだのだが、坊主頭にするしかなかった。明くる日に学校から帰宅した息子は友だちにからかわれたらしく、学校へ行きたくないと言い出した。
息子の同級生のママ友に相談したら、次の日の朝、翔君と一緒に迎えに来てくれた。それでも息子は、腰を上げなかった。
そして3日目の朝。ドアを開けると、丸坊主にした翔君が飛び込んできた。その瞬間、息子の顔に笑みがこぼれた。目を潤ませた私に彼女は慌てて目をそらし、「暑くなってきたから、翔もイガグリ頭にしたんよ」って、あっけらかんと笑った。それからイガグリ君は一人増え、また一人増え、夏休み前には1年3組のイガグリ君は6人になった。もう誰も息子を笑う友だちはいなくなった。あの時の彼女のさり気ない思いやりを、私は一生忘れない。

主催者より

特賞に選ばれた4作品は、絵本作家さんが当選者の皆さまにお電話し、400字では語りきれなかった背景や気持ちをお聴きし、一緒につくりあげました。原作からの変化もお楽しみください。

受賞作一覧

おじいちゃんからのぎゅうにゅう

トンボが舞う秋のある週末、ぼくはおじいちゃんに「自分は全く身長が伸びないでいる」という悩みを打ち明けました。おじいちゃんは「大丈夫。時期が来たら必ず伸びるから。それまで牛乳を飲んだらいいよ。」と、優しく微笑んでくれました。そんなある日、病気で倒れて入院することになったおじいちゃん。お見舞いに行きたくてもなかなか会えなくて寂しい想いをしていたぼくに、おじいちゃんから毎日牛乳が届けられるようになりました。

あたたかいうわばき

「小学生になったから、上履きは自分で洗う!」そう宣言した6歳の私だったが、だんだん上履き洗いが面倒になっていた私は、日曜の夜になってやっと洗って干しました。ただ季節は10月。夜は寒くて乾くはずがありません。でも朝になると、ランドセルの横には中までしっかり乾いている上履きが左右きちんと並べて置かれていました。寝る前はまだ濡れていたのに…。不思議に思っていると、上履きが乾いている秘密をお母さんが教えてくれました。

1ねん3くみ いがぐりくん

小学1年生のやすくんは、習い事で毎日とても忙しい毎日を過ごしていました。サッカークラブに入りたいけど、習い事が忙しいからとお母さんに反対されてしまいます。その反動からか、気が付いたら自分の髪の毛をジョキジョキと切ってしまい、イガグリ頭となってしまったやすくん。学校へ行くと、クラスのお友達からもからかわれ、学校にも行きたくなくなってしまいました。そんなとき、お友達のかずくんは驚きの行動でやすくんを助けてくれました。

おばあちゃんのおやつどき

学校がお休みの日は、おばあちゃん家へ行くことが楽しみ。いとこ達と広い庭でたくさん遊べるし、なによりおばあちゃんが作るおやつがとっても美味しい。今日もみんなと一緒に遊んでいたら、「おやつの時間だよ」とおばあちゃんの声。我先におやつを食べようとすると、おばあちゃんから「みんな揃わないと食べたらダメだよ」と怒られてしまう。面倒くさいなと思いながらも、いとこ達に声を掛けて集めると、おばあちゃんからその理由を教えてもらい…。おばあちゃんの心温まる思いに、大事なことを学びました。