春日井製菓が1957年から作り続けている「こんぺいとう」。
粉のように細かい砂糖の結晶から、愛らしい角(ツノ)を持ったあの小さな一粒になるまでには、実に1ヶ月もの時間がかかります。
製法や作り手の想いを知っていただけたら嬉しいです。
ここが職人技!!
製法 ~職人の腕の見せどころ「蜜掛け」の工程~
傾斜をつけた回転釜の中で砂糖の結晶を核に、加熱しながら溶解した砂糖蜜を少量ずつ幾層にも掛けます。次第に砂糖の蜜のねばりで自然に突起した角が現れます。核となるグラニュー糖から、いちばん小さなSSサイズ(直径約1cm弱)に仕上げるまで2週間以上。直径1.5cmの大きさにするまでには、ナント3週間以上もの時間が必要!シンプルだけれど、実はとても手間ひまのかかるお菓子なのです。
仕上がりを左右する、熟練した職人の勘。
こんぺいとうの特徴である角をきれいにつくるためには、工場内の気温、回転釜の温度・傾斜角度・回転速度、そして回し掛ける糖蜜の量といった条件と、それらを絶えずうまくコントロールする熟練した職人の勘がモノをいいます。職人は釜の中のこんぺいとうの様子を見て触れるだけで、即座に状況を判断できるのだそう!長年培われた職人の勘と技によって透明感のある、見事なこんぺいとうはつくり上げられます。